2020年11月4日水曜日

三十三間堂〜保津川下り

2日目は、バスでホテルから近い三十三間堂へ



 正式名称は、蓮華王院本堂

本堂の正面の柱間が33あることから通称三十三間堂と呼ばれているそうです。

もともと後白河上皇の離宮があり、その一角に平清盛が寄進して1164年に創建され

当時は五重塔を持つ本格的な寺院でしたが、13世紀に火事で焼失してしまったそう。

その後、足利義教によって本堂が再建され、桃山時代には豊臣秀吉や秀頼により修復され

周囲の土塀や門などが整備されたそうです。


本堂に入ると、そこには中央の巨象(中尊)を中心に左右500体、

合計1001体の千手観音像が立ち並び、圧巻です。ほんと凄いです。

中尊は、運慶の長男が造像、本尊左右の1000体観音菩薩は70名の彫刻師によって

100年かけて造像されたため、全てが異なった顔をしているのだそうです。

これだけの観音菩薩像を100年かけて造ったのもすごい事ですが、

それを今日まで保存して来たこともすごいことです。


お坊さんが、お経を上げていました。

昨日は姉の命日、亡くなって6年が経ちました。

手を合わせ、主人にポツリと言うと主人も一緒にお線香をあげ、手を合わせてくれました。

生きていた時よりも、不思議と今の方が側にいるような気がします。


三十三間堂を後に、京都駅でレンタカーを借り一路保津川へ

トロッコ列車に乗ってから、保津川下りをしようか悩んだのですが

暖かい内に川下りのほうが良いかな〜と1時の船に乗りました。


船頭さんは3人いて、1人が櫂を漕ぎ、1人が長〜い竹の棒で海底を押して
1人が後ろで舵をとり船を動かしていきます。

定員30名、船頭さん3人を引くと乗客は27人なります。

船頭さんのお話も楽しく、時々訪れる急流に歓声を上げ
2時間弱の船旅も、あっという間でした。



船頭さんが、カワセミを見つけてくれました。

ちょっと見にくいですが、幸せを呼ぶ「青い鳥」です。

「皆さん今日は、運がいいですよ〜」と見つけた船頭さんは嬉しそう。

楽しい川下りでした。

トロッコ列車に乗るため、トロッコ嵐山駅へ

途中、竹林を通ります。

以前来た時、この竹林は満員電車の様に人で溢れていまいしたが

やはりコロナで人も疎らでした。


嵐山駅から亀岡駅まで、トロッコに乗って




今、船で下って来た保津川の横を通り、上を渡り亀岡駅に向かいます。


船では2時間弱かかった距離を、トロッコ列車では20分位

あっという間に着いてしまいました。

紅葉には、まだちょっと早かったみたいです。


今日泊まるホテルは、ハーヴェスト京都鷹峯




お部屋の露天風呂から、京都の街の灯りが見えます。




今夜の食事は「むろい」
ホテルのすぐ前にありました。


古民家風の素敵なお店です。


暖簾をくぐり中に入ると、10席のカウンター席には
   すでにお客さんが座っていました。
18時一斉にスタート、コースは1種類ですが、
 苦手なものは別のものに変えてくれます。


先ずは、栗の渋皮煮と甘露煮、後ろには栗のペースト


美味しい煎茶と一緒に


碗物 松茸が入っていました。



八寸はきれいに盛られ、それぞれが美味しく調理されています。
「美味しいです」の声に、シェフも「頑張りました」と嬉しそう。


「ゴボウは、釘を入れて3日かけて煮ています。」
なんて言われると、どれだけ手間をかけて作っているのかが分かります。


大間のマグロ、雲丹のソースで


  お造りは、北海道のブリ


  さわら?に白味噌と椎茸



 鴨ネギ、菊芋のペースト




果物は、柿とラフランス、梨


   お土産にお結びをいただきました。

説明をしながら出してくださるのですが、お酒も入っているので

最後は、ああ〜美味しかった!!  で終わってしまいます。(苦笑)

 美味しくて、楽しい時間。また、いつか来たいお店でした。










0 件のコメント:

コメントを投稿