11月12日(日)
お楽しみコースの4人が来てくれました。
<パネトーネ>と<トッピングロッソ>を作りました。
パネトーネは、Sさんのリクエストです。
8月にたまたま差し上げたパネトーネが、ドーバー経由でイギリスへ
と言うのも、私がパネトーネを持って行ったのが、旅たつ2時間前
そのまま持ってイギリスに向かったそうです。
そしてイギリスに住むSさんのご主人の弟さんご夫妻と一緒に
召し上がってくれたそうで、おいしくて大好評だったとか(^^)
パン教室で習って来て欲しいとご主人に言われたそうなんです。
嬉しいですね〜
パネトーネで大切なのは、前日にポーリッシュ種を作ること
そしてパシナージュを加えること。
ポーリッシュ法は、発酵種を使ったパンの製法です。
19世期のポーランドで生まれたのでポーリッシュ法と呼ばれています。
その後フランスに伝わり、バゲットなどのフランスパンを作る主流の製法として
用いられたそうです。
ポーランド生まれのフランス育ちなんです〜
ポーリッシュ種をあらかじめ長時間発酵させるので、
本捏ね後の発酵時間が短く、風味も豊かになります。
また窯伸びが良いので火の通りが良くなり、
歯切れと口溶けの良いパンに焼きあがります。
パシナージュとは、グルテンが出来上がった生地に水分を足すこと。
生地中に吸い込まれた水分ではなく、「遊離水」を作り出すことで
水蒸気になり生地を持ち上げ、窯伸びしたフワフワのパンになります。
Sさんのお父様が、脳梗塞で救急車で運ばれ入院中だそうで
Sさんはお見舞いに行くので、先に試食していただき2時に病院に向かわれました。
そしてKさんは、愛犬の目がおかしいと前の週に病院に連れて行ったら
緑内障と診断され、心配なのでと3時頃お帰りになり
HさんとMさんとお話ししていたら
Mさんの愛犬が7月に旅立ったと・・・
ずっと調子が良くなかったのは知っていたのですが
いつか別れが来ると分かっていても、やはり受け入れるには時間がかかります。
目に涙をうっすら浮かべ、お話ししてくださいました。
皆さんそれぞれにいろいろなことを抱えて生きているんですね。
そんな皆さんも、パンを作っているときは、とっても楽しそうです。
パン教室が、ちょっとした息抜きになれば嬉しいです。
また次回、お待ちしておりま〜す。
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