2023年11月13日月曜日

パン教室 お楽しみコース

 11月12日(日)

お楽しみコースの4人が来てくれました。

<パネトーネ>と<トッピングロッソ>を作りました。

パネトーネは、Sさんのリクエストです。

8月にたまたま差し上げたパネトーネが、ドーバー経由でイギリスへ

と言うのも、私がパネトーネを持って行ったのが、旅たつ2時間前

そのまま持ってイギリスに向かったそうです。

そしてイギリスに住むSさんのご主人の弟さんご夫妻と一緒に

召し上がってくれたそうで、おいしくて大好評だったとか(^^)

パン教室で習って来て欲しいとご主人に言われたそうなんです。

嬉しいですね〜



パネトーネで大切なのは、前日にポーリッシュ種を作ること

そしてパシナージュを加えること。

ポーリッシュ法は、発酵種を使ったパンの製法です。

19世期のポーランドで生まれたのでポーリッシュ法と呼ばれています。

その後フランスに伝わり、バゲットなどのフランスパンを作る主流の製法として

用いられたそうです。

ポーランド生まれのフランス育ちなんです〜

ポーリッシュ種をあらかじめ長時間発酵させるので、

本捏ね後の発酵時間が短く、風味も豊かになります。

また窯伸びが良いので火の通りが良くなり、

歯切れと口溶けの良いパンに焼きあがります。

パシナージュとは、グルテンが出来上がった生地に水分を足すこと。

生地中に吸い込まれた水分ではなく、「遊離水」を作り出すことで

水蒸気になり生地を持ち上げ、窯伸びしたフワフワのパンになります。




トッピングロッソは、トマト味のパンにベーコン、ブラックオリーブ
セミドライトマト、チーズをトッピングしたパンです。
チーズ嫌いなご主人とベーコンを召し上がらないご主人を持つお二人は
話し合って、それぞれ交換してトッピングされていましたよ。(苦笑)


Hさんの差し入れのウインナーとチーズで試食タイム


Sさんのお父様が、脳梗塞で救急車で運ばれ入院中だそうで

Sさんはお見舞いに行くので、先に試食していただき2時に病院に向かわれました。

そしてKさんは、愛犬の目がおかしいと前の週に病院に連れて行ったら

緑内障と診断され、心配なのでと3時頃お帰りになり

HさんとMさんとお話ししていたら

Mさんの愛犬が7月に旅立ったと・・・

ずっと調子が良くなかったのは知っていたのですが

いつか別れが来ると分かっていても、やはり受け入れるには時間がかかります。

目に涙をうっすら浮かべ、お話ししてくださいました。

皆さんそれぞれにいろいろなことを抱えて生きているんですね。

そんな皆さんも、パンを作っているときは、とっても楽しそうです。

パン教室が、ちょっとした息抜きになれば嬉しいです。

また次回、お待ちしておりま〜す。









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